11月3日、日産スタジアムでのマリノス戦。午前中は快晴だったが、昼過ぎからだんだんと雲行きが怪しくなり、キックオフ直前にはとうとう雨が降り出す始末。まるで今シーズンのFC東京のような天気。雨具は用意していなかったので、しばし濡れながらの観戦となってしまった。
 さて、今季の東京はポゼッション重視のチームに対し相性がいいイメージがある(実際味スタではマリノスに5-2で完勝した)。なのでなんとなく勝てそうな期待感はあった。しかもマリノスには、ルヴァンカップ決勝での敗戦のショックもまだ残っているに違いない。逆にそのマリノス相手にエンパテもしくは負けるようなことがあれば、チームのメンタル的にもACL圏から完全に脱落するだろうと。結果、雨中の前半に決めた1点を、しっかり守り切っての勝利。ACL出場圏争いになんとか踏みとどまった。気がつけば試合後には晴れ間も覗いていた。
 この重要な試合で貴重なゴールを決めた我らがキャプテンは、試合後のゴール裏で、涙を流しながらサポーターに挨拶をした。彼の母国の制度について、僕らはとやかく言える立場じゃない。ただひとつ言えるのは、彼がFC東京の選手であるということ。僕ら青赤のサポーターは、ただ声を嗄らして、ひたすら彼を後押しするのみ。キャプテンのゴールと涙で、チームの地盤はいっそう固くなったはず。残り3試合、あとは数多くのファインゴールを期待したい。
(2018.11.6)
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