(2019.3.31)
東京が1-0でリードのまま、アディショナルタイムも数分が経過。高萩がボールをタッチライン外に大きく蹴りだす。今までの東京とは違うぞ、もう埼スタが鬼門なんて言わせねーぞ。森脇があわててスローインする。普段はブーイングをしない僕が、今日の森脇に対しては声が枯れるほどブーイングをかましてやった。埼スタで東京相手に、こんなに浮足立ったレッズの姿を見るのは初めてだ。主審がちらっと、時計に目をやった。よし、もうラストプレーだ。集中集中!締めろ締めろ!シメロシメロシメロシメロ!
そしてホイッスルが鳴り響いた。
2019年3月30日(土)J1LEAGUE 第5節
浦和レッズ 1-1 FC東京
得点 75' ディエゴオリヴェイラ(東京)、90'+4 森脇(浦和)
十数年の東京ソシオ歴の中で何度か目の当たりにした、一瞬にして絶望のどん底に叩き落される「終了間際の失点」の場面。そして失われる勝ち点。またひとつ、強烈なトラウマが刻まれました。
ただ、終了直後のキャプテン・東のチームを鼓舞する姿に、こりゃ近いうちにジンクスは破れるなと思いました。レアルマドリーが「リアソールの呪い」を打ち破ったように。
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以下、個人的にインパクトの強かった「終了間際の失点」です。
◆2010年8月8日 J1LEAGUE(味の素スタジアム)
FC東京 0-1 名古屋グランパス
得点 90'+4 田中マルクス闘莉王(名古屋)
*南アフリカ帰りの今ちゃんが「集まれ~」で一世を風靡した直後のゲーム。終了間際、闘莉王怒りの一撃に今ちゃん吹っ飛ぶなど。帰りしな、後ろから「やっぱ代表戦の方が面白いよな、Jリーグはレベル低くてつまんねえよ」と、ライト層らしき若者たちの会話。それを聞いたカミさん怒りに震え、涙ながらについ口から「だったら来るんじゃねえよ!」
◆2010年12月29日 天皇杯準決勝(国立競技場)
FC東京 1-2 鹿島アントラーズ
得点 39' 平山(東京)、67' 大迫(鹿島)、120+1' 興梠(鹿島)
*既にJ2降格が決まった状況の中での天皇杯準々決勝・福岡戦、石川による起死回生の一発が、青赤サポの溜飲を下げる(これは「間際の得点」)。鹿島相手の準決勝も、平山のチレーナで先制しイケイケムードだったが、しかし大迫による半端ない同点弾、延長戦では米本をレッドで失い、一人少ない状況で防戦一方。耐え切ってPK戦に望みを託そうと必死に踏ん張るも、ラストプレー、興梠に息の根を止められる。。


◆2016年7月2日 J1LEAGUE(ベストアメニティスタジアム)
サガン鳥栖 3-2 FC東京
得点 10' ムリキ(東京)、58' 富山(鳥栖)、62' 河野(東京)、90'+4 池田(鳥栖)、90'+5 豊田(鳥栖)
*以前、仕事でお会いした方がたまたま鳥栖サポーターで、自分が東京サポだと伝えると「いや~ その節 は本当にありがとうございました!今シーズンから試合前には あの奇跡 がスタジアムのスクリーンで流されてるとですよ!その度に熱くなるとですよ!」と大変に感謝された。思えばこれまで、鳥栖には何度かレクチャーされてるんだよなあ。。
他にも昨シーズンの吹田など、いろいろありました。備忘録として。