観戦機会は年数回しかなかったけれど、旧国立競技場はナビスコ杯や天皇杯の優勝をはじめ、平山のゴールで数年ぶりに浦和に勝利したゲームなど、味スタでは滅多に味わえない(失礼)勝利体験を得ることができた、思い出深いスタジアムだった。その一方で、延長戦終了間際に決勝点を叩き込まれた天皇杯鹿島戦、PK戦で2人リードしながらも最終的に敗退した天皇杯広島戦など、ショッキングな敗戦も目の当たりにしたトラウマの地でもあった。北京五輪前の壮行試合・日本対アルゼンチン戦では、リケルメの国立降臨に胸高まったが、試合中に突然激しい雷雨が発生し、途中で観戦を断念せざるを得なかった、なんて残念な思い出もある。なのでディマリアのゴールは見ていない。
僕が足を運ぶずっと前から、このピッチではイギータのオーバーラップやマイヤーのゴールなどなど、驚きや感動のプレーが幾度も繰り広げられてきた。昔からのサッカーファンにとっては、悲喜こもごもの記憶が深く刻まれた、とても大事なスタジアムであったろう。
僕が足を運ぶずっと前から、このピッチではイギータのオーバーラップやマイヤーのゴールなどなど、驚きや感動のプレーが幾度も繰り広げられてきた。昔からのサッカーファンにとっては、悲喜こもごもの記憶が深く刻まれた、とても大事なスタジアムであったろう。
個人的には開門前、鳩森八幡神社近くのドトールで、ぼーっと時間を過ごすのが好きだった。外苑西通り沿いのホープ軒は、競技場周辺にある名所の一つとして知られているが、実は入ったことがない。もし新スタジアムで試合がある際には暖簾をくぐってみようと思う。千駄ヶ谷門近くの屋台で、気風のいいおっちゃんが売っていた1個500万円の焼きそばは、おそらくもう二度と食べられないだろうから。
(2018.10.23)































